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「 バターケースの未来をデザインしたい 」
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pattie450 バターケース 発売中です。 工房on-line ショップにて ≫ |
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▼ いよいよ、発売私は、木でバターケースを作るクラフトマン。 日々、バターケースを作る私が、パンを食べるとき、 いま、愛用しているバターは「カルピスバター」です。⇒ カルピスバターは、450gサイズ。 一般的な「200g」サイズでは売っていません。 普通のバターの倍の大きさがあるので、 普通のバターケースには、入りません。 すでに販売している当工房のバターケースにも、入りません。 だから。 個人用に450gサイズのバターケースを作りました。 昨年(2011年)の9月のことです。 そして、時は流れ。 2012年、春。 デザインと機能に、磨きをかけて。 スクエアクラフトの450g用のバターケース 「pattie450」 いよいよ発売です。 |
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▼ いよいよ、発売
▼ なぜ「450gサイズ」なのか? ▼「良いものがない」と言ってみる ▼ ぶあいから “深底” ではない ▼ で、皿型。なんだけど…… ▼ ひらめき、そして試作の日々 ▼ 曲線、曲面を使ったシャープなデザイン |
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⇒ カルピスバターといっても、カルピスの味がするバターではありません。メーカーによりますと。 牛乳から「カルピス」をつくるとき、乳脂肪を分離する工程でできる脂肪分から作られているんだそうです。くわしくは カルピス株式会社webサイト 「カルピスバター、おいしさの秘密」 をご参照ください。 で、どんな味? 食味表現というのは、むずかしいのですが。 簡単にいえば「さっぱりしてる」「あっさりしてる」といえばいいでしょうか。「淡麗な味わい」といっても良いかもしれません。 |
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▼なぜ「450gサイズ」なのか?450g用バターケースの話の前に、簡単に450gバターの予備知識を。 450gサイズのバターには、 カルピスバターのほかにも「発酵バター」「低水分バター」など、⇒ “こだわりのバター”が多くあります。 独特の味わいがあり、 製菓、製パン、料理など、調理の現場で、 味に妥協しないプロが使うバターです。 プロが使うから「業務用バター」とも呼ばれています。⇒ これまで、業務用であるカルピスバターや発酵バター、低水分バターは、 一般の消費者のあいだでは、知る人ぞ知る存在でした。⇒ ですが、最近 “こだわりの業務用バター”に、注目が集まりつつあります。 いま「450gバターの輪」が、静かに広がっているのです。 |
⇒「発酵バター」は、原料のクリームに乳酸菌を加え、発酵させる。だから、コクがあり、熟成感のある香りに なります。 「低水分バター」は、文字どおり、水分が少ないバター。普通のバターの水分は17%ぐらいですが、低水分バターは14%前後。パイ生地がさっくりと仕上がります。パンにも。とくにバターを多用するクロワッサンには、とても良いそうです。 ⇒「ポンドバター」とも呼ばれます。 1ポンド≒450g ⇒業務用バターが広まった理由としては、ホームベーカリーが普及し、家庭でのバターの需要が伸びた、ということもあります。 |
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▼「良いものがない」と言ってみるだけども。450gのバターが、そこにあったとしても。 450gサイズが入る、良いバターケースはない。⇒ すでに、お気に入りのバターケースを使っている方、ごめんなさい。⇒ ここでは、あえて「ない」と言わせてください。 なぜなら、450gのバターケースは、 「200gサイズのバターケースを、ただスケール・アップすればいい」 ということではないと思うから。 だから、450gサイズのバターケースを作ることにしたのです。 |
⇒業務用バター入れというのは、選択肢がすくないなと思います。450gサイズのバターは、地方都市、松本のスーパーでも目にするほど、メジャーな商品になりました。が、450g用のバター容器となると、日本広しを探せども、種類が少ないなぁと思います。 ⇒ほんとにごめんなさい。 450gのバターケースで、人気があるもの、売れているもの、その存在を知ってはいます。 それで、個人的に事が足りるなら、それを使っていると思います。そういう意味では謙虚でありたいと思っています。 と同時に、ちがうやり方、改善の余地があるものは、放ってはおけない。それがスクエアクラフトのスタイルです。 |
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▼ ぶあついから “深底” ではないスクエアクラフトが、450gのバターケースを作るにあたって。 いちばん先に考えたことは。 あたりまえですが 「業務用バターは、大きい」ということ。⇒ とくに、その高さ。 60mm。6センチあるのです。 200gサイズが30mmぐらいなので、その2倍の高さがある。 つまり、厚い、ということ。かなり、ぶあつい。 6センチもあると。 底が深いバター容器だと、 バターが減って、薄くなってしまうと、 バターナイフを入れづらいし、削りづらい。 切るのは、現実的には不可能。 なので「底の深いバターケース、ではない」そう考えました。 |
⇒ ●450gサイズのバターの寸法・サイズを、ご参考までに記しておきます。(単位:mm) ◇カルピス:64×127×58 ◇よつ葉:65×123×60 ◇雪印:65×123×60 ●ちなみにエシレ250gサイズ ◇エシレ:60×120×40 ●200gサイズ ◇よつ葉:64×124×31 ◇雪印:64×124×31 ※以上の数値はメーカーwebサイト、電話調査、実測により作成。 あくまでも参考として。製品による個体差、生産工場により多少の誤差があるとのことです。 |
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▼ で、皿型。なんだけど……となると。 「皿型」のバター容器ということになります。 しかし。 皿型のバターケースには、“泣きどころ” があります。 「容器を持ちづらい」 皿の部分を両手で持たなければ、冷蔵庫から出し入れできない。 これは、バターを毎日使うことにおいて、少なからぬストレスになります。 さて、どうするか……困りました。 ここで、設計・デザインは、頓挫してしまいました。⇒ たくさんのスケッチや案が、 頭のなかを通過し、紙に書かれては、消されてゆきました。 そして、こう着状態の日々が続き……。 つぎのページへ進む ≫ |
⇒ 当工房、スクエアクラフトの木製バターケースとしては。深底なのに、バターが切りやすく、削りやすい仕組み「ポップアップ機構」を、先だって開発し、「リアル バターケース」として、2011年に発表し、商品化しています。 ≫「リアル バターケース」商品紹介ページ このポップアップ機構を、450gのバターケースにも流用できなくもないのですが。高さのあるバターをポップアップさせるには、ストロークが大きくて、バターの位置が「高すぎる」と感じるところまで上がってしまうのです。 |
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つぎのページ #2 「ひらめき! そして試作の日々」 ≫ 持ちづらい皿型のバター容器。 どう解決するか……? ひらめきは、夏の終わりに ふと、やってきました。 つぎのページへ進む ≫ |
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